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4、 (二) 汗は、いろいろな場合に出る。暑い時はもちろんであるが、精神作用の強い場合にも出る。普通、冷汗などと言 われているものは後者の汗である。暑い時の汗と精神作用による汗とは、調べてみるとまったく( ア )ものであることが分 かる。 暑さによる汗は、全身に出るけれども、手のひら(手心)と足の裏との2か所だけには出ない。これは、夏に全身か ら汗の流れ落ちる時でも、手のひらからは汗の流れることのないことからでも分かる。 精神作用による時は、全身には 汗が出なくて、手のひらと足の裏と腋の下の3か所に出るのが普通である。 また、汗の出方にも違いがある。全身の汗 は、初めは少しずつ出て、だんだんにその量が多くなり、ついには流れ落ちるほどになることもあるが、手のひらなどで は、精神感動があればすぐにぱっと(一下子)汗が出て、感動が止めばすぐに止む。( イ )、その量はあまり多くない。 この ように、人類の汗は温熱性発汗と精神性発汗の2種類に分けることができるが、運動の時はこの2種の発汗が同時に現れる 場合がある。それは、運動により体が暖まり、また、勝敗を争ったり、記録の更新をしようといったことから、精神が緊 張するからである。 6、文中の「後者の汗」の指すものはどれか。( ) A. 全身に出る汗 B. 暑い時に出る汗 C. 運動の時に出る汗 D. 精神作用による汗

参考答案